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執筆者の写真山口ゆりの

ヒヤリハットから学べること

少し長くなります。



10年以上病院やクリニックで働いてきた中で


どの施設でも非常に重要視されていたヒヤリハットの報告。


現場では当たり前になったので


どの職種でもあるわけではないと知ったのは


就職してから随分経ってからでした。



ヒヤリハットはいわゆる始末書とは全く異なり


なぜその事象が起きそうになった(あるいは起きた)のかを


客観的にさまざまな側面(ソフト面・ハード面など)から判断し


次に大きな事故が起こらないためにはどういった対策ができるかを考えていくためのものです。



ニューボーンフォト撮影は非常に特殊な撮影です。


JNSAでも講座を提供している通り


最低でもベビー・ママ・撮影における知識が必要不可欠となります。



またいくら知識があったとしても撮影中に起こるさまざまな要素によって


ヒヤッとする経験はこれから先、どれだけ経験を積んでも必ず起こり得ます。



その時に



「今回はなんともなかったのだからこれから先も何も起こらないだろう」



とするのではなく



「ヒヤッとする事象になってしまった原因は何なのか?そうならないためには


どうすればいいのか?」



を繰り返し判断していく必要があります。



黄色信号で渡ったけれど事故にはならなかった



次からも渡ろう!



ではなく



黄色信号で渡ったけれど事故にはならなかった



なぜ黄色で渡ることになってしまったのか?



スピードが出過ぎて、止まると急ブレーキになりそうだったから



もっとゆっくり走る必要がある



というような考え方です。



そしてこれは、自身の経験と振り返りとするだけでなく


団体として取り組み、これを共有することで、自分以外の人がヒヤッとしたことからも、


つまり自身が経験していないヒヤッとした事象へも気をつけていくことができます。



ニューボーンフォト撮影は



絶対に事故を起こしてはなりません。



しかし、人が行うものですので


絶対に事故が起こらないとも言い切れません。



これまでにどんなヒヤリハットがあったのか


そして日本よりも撮影の歴史の長い海外では


どんな事故事例があるのか。



5月から始まるセミナーでは、JNSAが2年間、安全のための協会として活動してきたことで


みなさんから頂いた報告と海外から集めた事例を共有し、それぞれのフォトグラファーが実行できる対策をお伝えします。



撮影に関わる全ての人が知っておかなければならない内容です。


みなさん時間を作って、ぜひご参加ください。



セミナー詳細は、プロフィールのリンク、ハイライトからご確認ください。

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