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執筆者の写真山口ゆりの

NICUでの経験

先日のマンスリーセミナーでも


少しお話したのですが


私のNICU勤務時代のお話を少しします。



NICUにはさまざまな疾患のベビーが


過ごしており、ご家族様が面会に来ます。


しかし、中には面会にご家族が


なかなかお見えにならないベビーもいます。


私が受け持ちだったそのベビーも、


最初は毎日のように面会があったのですが、


数週間経つとその頻度は


かなり低くなってしまっていました。



そしてそこから数ヶ月、


またいつの間にか毎日のように


面会に来られるようになった後、


ベビーの病態が安定したので


別の病院に転院することとなりました。



転院の日、ママからお手紙をもらいました。



そのお手紙には



「この先、これからもこの子を育てていくのかと


考えた時に不安で辛くて、


会いに行くのがしんどい時期がありました。」ということ



「そんな中でも病院にいくと、


いつもゆりのさんやスタッフの人たちが


○○(お子さんのお名前)のそばで


『かわいい♡♡』と話しかけ、


丁寧にお世話をしてくれている姿を見て、



そうだ。私の子は可愛いんだ!


こんなに可愛がってもらえる愛される子なんだ!


と少しずつ気持ちが前向きになっていきました」


というお礼が書かれていました。



愛情と、生命への尊敬を持って


赤ちゃんと接するという、


自分としては当たり前にしていたことへ


御礼をされたことにすごく驚きました。



そして、その当たり前のことも


ベビーやご家族様にとって、


とても大事であることを実感しました。



先日、ダウン症候群のベビーのニューボーンフォト撮影 ( @ohana.photo.mw さま)のセミナーでもお伝えいただいたこと


そして私自身も経験から感じているこのことは


ニューボーンフォトグラファーさんが


ベビーやご家族様と接する時に、


最も大事にして欲しいことです。



撮影ではきっとさまざまなベビーちゃんやご家族様に出会うことになると思います。


ニューボーンフォトはぜひ、


ご家族さまとともに新しい生命の誕生を喜び


ベビーへの心からの祝福と愛情をもって


お撮りいただきたいです。



いつもあたたかい撮影をありがとうございます。

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